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【BSE対策】政府が米国・カナダ産牛肉の輸入再開を決定

 農林水産省及び厚生労働省は、平成17年12月12日、BSE感染牛の確認を受け輸入を停止していた米国産及びカナダ産牛肉の輸入再開を決定しました。
 これは、同日、食品安全委員会の答申(12月8日)を踏まえ日本が提示した「輸入条件」に米国、カナダ両政府が合意したためで、米国産は2年ぶり、カナダ産は2年7ヶ月ぶりの輸入再開となります。
 輸入条件は、
 @ 脳、脊髄等の特定危険部位(SRM)の除去すること
 A 生後20ヶ月以下と証明される牛由来の牛肉
等となっており、食肉処理・輸出業者についても米国、カナダの政府の承認を受けた者に限定されます。
 また、輸入条件が遵守されているか確認するため、現地に担当官を派遣して対日輸出施設の査察や飼料規制の遵守状況についての情報収集を行い、不適切な事例があった場合には改善要求を行うこととしています。国内では、水際の検査体制を強化し、検疫所において輸入牛肉の全ロット検査を行なうとしています。
(農林水産省、厚生労働省、内閣府)

 BSE対策に関連して、全国町村議会議長会(川股博会長)では、「国の予算並びに施策に関する要望」(平成17年7月25日決定)及び「第49回町村議会議長全国大会の要望」(平成17年11月24日決定)の中の「農業・農村振興対策の強化に関する要望」において、食の安全・安心確保の観点から、米国産牛肉の輸入再開に際しては安全性の確保に万全を期すよう、政府・政党関係者に対し強く要請してきました。


「農業・農村振興対策の強化に関する要望」
資料:「米国産牛肉等の輸入再開に当たって」はこちらから


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