【道州制】政府の「道州制ビジョン懇談会」が始動
政府は、渡辺喜美道州制担当大臣の下に有識者懇談会である「道州制ビジョン懇談会」(江口克彦座長)を設置し、平成19年2月13日に第1回会合を開催しました。 政府は、安倍晋三総理大臣が政権公約に掲げた「道州制ビジョン」を平成22年までに策定する考えで、このビジョン策定に資するため、懇談会では、道州制導入によって実現される地域・経済の姿や新しい国・地方の政府像などについて検討を行い、平成19年度末までに「中間報告」をまとめる方針です。 会議の冒頭、あいさつに立った渡辺道州制担当大臣は、「道州制は分権改革の総仕上げであり、中央省庁の大再編、国の統治機構の大転換といった壮大なビジョンを議論していただきたい」と述べ、同懇談会への期待を表明しました。 第1回会合には、地域ブロック経済界の代表からなる「道州制協議会」のメンバーも参加し、今後の活動として、 @ 各ブロックにおいて道州制協議会メンバーが中心となって、ブロック協議会を設 置すること A 道州制に関する国民的議論を喚起するため、ブロック協議会のメンバーが中心と なってシンポジウムなどを開催し、一般参加者やパネリストと意見交換を行うこと などが決定されました。
政府の「道州制ビジョン懇談会」の始動に先立ち、自由民主党の道州制調査会(杉浦正健会長)は、平成19年2月7日、5つの小委員会を立ち上げ、道州制に関するテーマ別の議論を始めました。 これは安倍晋三総理大臣が公約した「道州制ビジョン」策定に向けた本格的な作業入りと言えるもので、「道州制ビジョン」のたたき台を策定するとともに、与党として「道州制ビジョン懇談会」が検討する内容を先行議論しながら後押ししていく考えです。 なお、道州制調査会に設置された5つの小委員会(委員長)は次のとおりです。
道州制推進小委員会 (額賀福志郎 小委員長) 道州と国との役割分担に関する小委員会(遠藤 武彦 小委員長) 道州の組織・権限に関する小委員会 (大島 理森 小委員長) 道州と基礎的自治体に関する小委員会 (中川 義雄 小委員長) 道州と税財政制度に関する小委員会 (大野 功統 小委員長)
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