【議員年金】第5回地方議会議員年金制度検討会を開催
総務省は、平成21年12月4日、東京グリーンパレスにおいて、地方議会議員年金制度検討会の第5回目の会合を開催しました。 第5回の会合では本会から、第4回検討会で提案された給付と負担の見直し案について、本会の方針を発言し、また、全国市議会議長会から「地方議会議員年金制度の見直し案についての考え方」(給付金の引下げや個人負担の引上げは行わず、財源不足についてはすべて公費で賄う案)について説明がありました。
一方事務局からは、報告書の骨子について、「はじめに」から、「地方議会議員年金の意義・性格」、「地方議会議員年金の財政状況」、「給付と負担の見直し案」、「廃止をする場合の考え方」の順に説明があり、「終わりに」はペンディングである旨説明がありました。
これらの事項に対して委員からは次のような意見がありました。 (全国市議会議長会の案について) ・合併影響分は全額見てほしい、それ以外についても全部公費で負担するという案は、ちょっと無理ではないか。 ・この案は、国民の理解が得られないのではないか
(報告書の骨子について) ・健全な運営を図るための必要な措置を講ずるものとするということに対して、国民の理解が得られるよう、十分説明をする必要がある。 ・将来の地方議会のあり方まで見据えた制度設計を考えていただきたいと思う。 ・既裁定者の取り扱いについて、もう少し丁寧に書いたほうがいい。
〔地方議会議員年金制度検討会委員〕 (座長) 大 橋 洋 一 (学習院大学法務研究科教授) 松 本 英 昭 (地方公務員共済組合連合会理事長) 横 道 清 孝 (政策研究大学院大学教授) 渡 辺 俊 介 (東京女子医科大学教授) 金 子 万寿夫 (鹿児島県議会議長、都道府県議会議員共済会会長) 藤 田 博 之 (広島市議会議長、市議会議員共済会特別顧問) 野 村 弘 (長野県木曽郡上松町議会議長、町村議会議員共済会会長) 佐々木 敦 朗 (総務省自治行政局公務員部長)
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