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07/10/17

地方自治法施行60周年記念監査事務功労者総務大臣表彰式・平成19年度町村監査功労者表彰式・第17回町村監査委員全国研修会を開催

 全国町村監査委員協議会は、平成19年10月16日~17日、東京国際フォーラム・ホールCにおいて「地方自治法施行60周年記念監査事務功労者総務大臣表彰式・平成19年度町村監査功労者表彰式」を全国から約1200人の町村等監査委員・監査事務職員の参加のもと、開催しました。
 本年は、地方自治法施行60周年という記念すべき年にあたり、監査事務功労者総務大臣表彰式と、例年行われる町村監査功労者表彰式を合同で挙行しました。
 地方自治法施行60周年記念監査事務功労者総務大臣表彰式では、多年監査事務に精励し、地方自治の発展に貢献された方々に、監査事務功労者総務大臣表彰実施要領に基づき、監査委員については、平成19年4月1日現在において、監査委員としての在任期間が通算して10年以上の方、監査事務職員については、平成19年4月1日現在において、監査事務職員としての在任期間が通算して15年以上の方を対象として表彰を行いました。
 また、平成19年度町村監査功労者表彰式では、多年にわたり監査事務に精励し、地方自治の振興発展に貢献された方々に、「全国町村監査委員協議会表彰規程」に定める①町村等監査委員として7年以上在職し、功労のあった方、②町村監査事務職員及び関係協議会職員として10年以上在職し、功労のあった方を対象として表彰を行いました。
 今回の受彰者は、監査事務功労者総務大臣表彰では、監査委員が389名、監査事務職員が16名の合計405名、町村監査功労者表彰では、監査委員が78名、監査事務職員が11名の合計89人でした。
 式典は、最初に地方自治法施行60周年記念監査事務功労者総務大臣表彰式、続いて平成19年度町村監査功労者表彰式の順番で執り行われました。
 まず、地方自治法施行60周年記念監査事務功労者総務大臣表彰式では、二之湯智・総務大臣政務官の式辞に続いて、表彰状授与に移りました。監査委員を代表して、山形県金山町監査委員佐藤俊蔵氏に、監査事務職員を代表して、福岡県赤村監査委員事務局長灰田英喜氏にそれぞれ表彰状が授与されました。
 次に、平成19年度町村監査功労者表彰式では、全国町村監査委員協議会の尾崎城平会長(神奈川県山北町代表監査委員)の式辞に続いて、表彰状授与に移りました。
 監査委員を代表して、新潟県山北町監査委員の板垣曽一郎氏に、監査事務職員を代表して、秋田県小坂町監査委員事務局主査の石垣まり子氏にそれぞれ表彰状が授与されました。
 続いて来賓として臨席の山本文男・全国町村会会長、原伸一・全国町村議会議長会会長から、それぞれ祝辞が述べられ、臨席いただいた岡本保・総務省自治行政局長、門山泰明・総務省大臣官房審議官、幸田雅治・総務省自治行政局行政課長の紹介が行われました。
 最後に、地方自治法施行60周年記念監査事務功労者総務大臣表彰受章者を代表して、佐藤俊蔵氏が、続いて、平成19年度町村監査功労者表彰受章者を代表して、板垣曽一郎氏がそれぞれ謝辞を述べ、式典は盛会のうちに閉式しました。



第17回町村監査委員全国研修会を開催

 全国町村監査委員協議会は、地方自治法施行60周年記念監査事務功労者総務大臣表彰式、平成19年度町村監査功労者表彰式に続いて、第17回全国研修会を開催しました。松森恭一全国町村監査委員協議会副会長(岩手県岩手町代表監査委員)の開講挨拶で始まり、まず「地方公共団体財政健全化法について」と題して、総務省自治財政局財務調査課長の青木信之氏が講演を行いました。同氏は、平成19年6月15日に成立、同月22日に交付された『地方公共団体の財政の健全化に関する法律の枠組みについて』の解説及び、法律の施行に伴い拡大される監査委員として役割と職責について、監査委員制度の充実強化の重要性を、また、現行の再建法の課題等も夕張市を例に挙げて説明されました。「今後、監査委員と外部監査の関係も、本法律を出発点として、新たな段階に進んでいこうかと思う」と語り、「地方分権を進める中で、自らのチェック機能を生かして財政規律を図っていくということが極めて重要」と締めくくりました。
 続いて「監査委員を体験して」として弁護士・群馬県代表監査委員の富岡恵美子氏が講演を行いました。
講演の中で同氏は、ご自身の県監査委員就任時の喜びと驚きを語り、また就任してからの諸々の体験を語ると同時に、「監査は、目標とする社会の実現に向けて、行政の基本方針を推進していくためにも重要」と語って講演を終えました。
 さらに「地方分権改革と監査―そのミッションは何か」として、慶應義塾大学教授・前鳥取県知事片山善博氏の講演が行われました。片山氏は、夕張市の財政破たんに例をとって「議会、監査委員のチェックが不完全であった」ことを指摘し、「監査委員の役割、使命、任務とは、役所が住民のためにちゃんとした仕事をしているかを確かめる、チェックすることが仕事であり、目的である」と語り、「新しい分権時代の監査委員のあり方は、監査委員自身も損害賠償に問われるかもしれないというくらいに厳しい姿勢で臨んで欲しい」と要請しました。
 研修会2日目は、まず「監査委員監査の仕方」と題して、公認会計士の池田昭義氏による講演が行なわれた。講演の中で「財政健全化法に基づく監査委員監査の仕方」を解説、「決算書に載っている数字をさらに詳細に分析し内容が大丈夫かどうかをチェックする」ことが字有用であると語りました。
 続いて、「町村監査の現状と課題」として、全国町村監査委員協議会事務局の岡本光雄政務・議事調査部部長より説明があり、最後に、關昌弘全国町村監査委員協議会副会長(香川県土庄町代表監査委員)の閉講挨拶で終わり、研修会は盛会のうちに閉会しました。

平成19年10月16日(火)

地方自治法施行60周年記念監査事務功労者総務大臣表彰式
平成19年度町村監査功労者表彰式

○ 開講挨拶
全国町村監査委員協議会
副会長 松森 恭一
○ 地方公共団体財政健全化法について
・総務省自治財政局財務調査課長
 青木 信之 氏
○ 監査委員を体験して
・弁護士・群馬県代表監査委員
 富岡 恵美子氏
○ 地方分権改革と監査―そのミッションは何か
・慶応大学教授・前鳥取県知事
 片山 善博 氏

平成19年10月17日(水)

○ 監査委員監査の仕方
・公認会計士
 池田 昭義 氏
○ 町村監査の現状と課題
全国町村監査委員協議会
政務・議事調査部長
 岡本 光雄
○ 閉講挨拶
全国町村監査委員協議会
副会長 關 昌弘

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