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10/10/18
国会議員との懇談会を開催

全国離島振興市町村議会議長会は、平成22年10月18日、東京の全国町村議員会館において、本会役員と各政党を代表する国会議員との懇談会を開催しました。
米澤壽重会長(島根県隠岐の島町議会議長)のあいさつの後、出席された各政党の代表者から、あいさつがありました。
長岡俊裕副会長(北海道利尻富士町議会議長)が「平成23年度離島の振興に関する要望」を説明後、国会議員の先生方との意見交換が行われました。
出席の議長から、次のとおり要望がありました。
・離島住民は物を買うにも売るにも高額の船賃を負担するなどハンディを抱えている。同じ日本人に生まれて損しないような政策をお願いしたい。
・我々国境離島に住む人々が安心して暮らせるよう、しっかりとした国の対応をお願いしたい。
・船の造船に際し、現政権の制度は使い勝手が非常に悪い。都道府県によって、離島への対応が違い不公平が生じる。社会資本整備総合交付金の制度について、分かりやすくしてもらいたい。
・離島や辺地は、県の目が行き届かず、中心部に支援が行く傾向がある。一括交付金に我々は非常に不安な面がある。特別の法律の中で、きちんと国の支援が受けれれるよう制度を維持してほしい。
・是非とも超党派で全国の離島を視察に周ってもらいたい。
これに対し、各党の国会議員から次のような回答がありました。
・陸の道路は国が造っている。海の道路は、船を作るお金さえ国は今まで出してこなかった。長崎モデルを1つの参考に航路の運賃が低減されるようにしていきたい。
・船を小さくすると安定性がなくなる。ある一定のサイズの船は必要だ。伊豆諸島ではヘリコミューターを採用しており、ほとんど欠航がない。条件によっては、ヘリも検討してはどうか。
最後に、濱上實則副会長(鹿児島県長島町議会議長)が閉会のことばを述べ、懇談会は盛会裏に終了しました。
〔各政党出席者〕
民主党 参議院議員 藤本 祐司 殿
自由民主党 衆議院議員 宮腰 光寛 殿
公明党 衆議院議員 遠山 清彦 殿
みんなの党 衆議院議員 柿澤 未途 殿
日本共産党 衆議院議員 塩川 鉄也 殿
社会民主党 参議院議員 吉田 忠智 殿
新党日本 衆議院議員 田中 康夫 殿