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15/11/10
第34回離島振興市町村議会議長全国大会を開催

平成27年11月10日、全国離島振興市町村議会議長会(荒尾 正登会長)は、東京ガーデンパレスにおいて、全国の離島市町村議会議長など関係者約180名の参加のもと「第34回離島振興市町村議会議長全国大会」を開催しました。
大会は、前田 芳久 理事(北海道利尻富士町議会議長)の司会により開会、荒尾 正登 会長(長崎県五島市議会議長)が挨拶に立ち、「離島は、人口減少、高齢化等の厳しい環境の下、医療や福祉、教育等のあらゆる面において、まだまだ本土とは大きな格差が残っている。加えて、国土並びに領海の保全をはじめ、海洋資源の利用、自然環境の保全等、離島の果たす国家的役割がますます重要になっている。このような中、本会は、離島振興の更なる充実強化、さらには、離島で生活を営む上で、必要不可欠である離島航路・航空路の維持・存続のために必要な支援法と国境離島新法の早期制定等を政府・国会に対して強く要請していく。」旨を述べました。
続いて、大会の意義を鮮明にするため、亀谷 潔 副会長(島根県海士町議会議長)が「宣言」を朗読しました。
次に、来賓祝辞に移り、ご臨席の国土交通省 舘 逸志 大臣官房審議官(石井啓一国土交通大臣代読)、自由民主党 谷川 弥一 衆議院議員、民主党 松原 仁 衆議院議員、維新の党 横山 博幸 衆議院議員、日本共産党 田村 貴昭 衆議院議員、次世代の党 和田 政宗 参議院議員、社会民主党 福島 みずほ 参議院議員、生活の党と山本太郎となかまたち 玉城 デニー 衆議院議員、全国離島振興協議会 小島 愛之助 専務理事(白川博一会長代読)からそれぞれ祝辞が述べられました。
続いて、公明党 遠山 清彦 衆議院議員、離島振興対策協議会 舛添 要一 代表(東京都知事)、離島振興対策都道県議会議長会 池畑 憲一 会長(鹿児島県議会議長)からの祝電・メッセージを披露しました。
次に、議長団の選出を行い、正議長に福田 洋明 理事(山口県平生町議会議長)、副議長に森 正樹 石川県輪島市議会議長、原 博彦 愛媛県上島町議会議長の3名が満場の賛同を得て選出され、議事に入りました。
はじめに、要望事項を議題とし、根岸 勇雄 副会長(新潟県佐渡市議会議長)が提案理由の説明を行い、満場一致でこれを採択することに決定しました。
次に、島袋 義範 理事(沖縄県伊江村議会議長)が決議を朗読し、満場一致でこれを採択することを決定した後、特別決議2件を議題とし、香川 努 理事(香川県三豊市議会議長)が「離島航路・航空路支援法(仮称)の早期制定を求める特別決議」、鎌田 勇二郎 理事・相談役(鹿児島県中種子町議会議長)が「国境離島の保全・維持に関する特別措置法(仮称)の早期制定を求める特別決議」を朗読し、それぞれ満場一致で採択することを決定しました。
次に、実行運動方法を協議・決定し、全ての議事を終了しました。
終わりに、本大会において決定した決議・特別決議・要望の実現に向けて、田中 秀和 監事(佐賀県唐津市議会議長)の発声により、出席者の総意を結集し、「ガンバローコール」を行い、会場が熱気に包まれるなか、土屋 博 理事(東京都八丈町議会議長)が閉会のことばを述べ、大会は盛会裏に終了しました。
大会終了後、直ちに正副会長により、国土交通省 舘 逸志 大臣官房審議官、吉田 幸三 離島振興課長に面談のうえ、要請を行いました。