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16/11/08
第35回離島振興市町村議会議長全国大会を開催

平成28年11月8日、全国離島振興市町村議会議長会(荒尾 正登会長)は、都市センターホテルにおいて、全国の離島市町村議会議長など関係者約180名の参加のもと「第35回離島振興市町村議会議長全国大会」を開催しました。
大会は、幸地 猛理事(沖縄県久米島町議会議長)の司会により開会、荒尾 正登 会長(長崎県五島市議会議長)が挨拶に立ち、「我々は、来年4月から施行される国境離島新法を最大限に活用し、有人国境離島地域の保全・維持に向け、住民とともに必死に頑張っていく覚悟である。一方、全ての離島住民にとって仕事をし、生活を営む上で、また交流人口の拡大を図る上でも、離島航路・航空路支援法の制定は、残されたもう一つの重要な課題であり、離島航路・航空路を安定的に維持存続するための支援策の抜本強化を盛り込んだ支援法を早期に制定するよう政府・国会に対し、強く要請していく。」旨を述べました。
続いて、大会の意義を鮮明にするため、岩崎 隆寿副会長(新潟県佐渡市議会議長)が「宣言」を朗読しました。
次に、来賓祝辞に移り、ご臨席の公明党 山本 博司参議院議員、全国離島振興協議会 小島 愛之助専務理事(白川博一会長代読)からそれぞれ祝辞が述べられました。
なお、そのほかの衆議院議員の来賓の先生方は、同時間帯で、衆議院本会議が開会されたため、到着次第、挨拶を頂くこととなりました。
続いて、社会民主党 福島 みずほ参議院議員、離島振興対策協議会 小池 百合子代表(東京都知事)、離島振興対策都道県議会議長会 池畑 憲一会長(鹿児島県議会議長)からの祝電・メッセージを披露しました。
次に、議長団の選出を行い、正議長に前田 芳久理事(北海道利尻富士町議会議長)、副議長に原口 育大兵庫県南あわじ市議会議長、田中 勝毅熊本県上天草市議会議長の3名が満場の賛同を得て選出され、議事に入りました。
はじめに、要望事項を議題とし、亀谷 潔副会長(島根県海士町議会議長)が提案理由の説明を行い、満場一致でこれを採択することに決定しました。
次に、福田 洋明理事(山口県平生町議会議長)が決議を朗読し、満場一致でこれを採択することを決定した後、特別決議を議題とし、土屋 博理事(東京都八丈町議会議長)が「離島航路・航空路支援法(仮称)の早期制定を求める特別決議」を朗読し、満場一致でこれを採択することを決定しました。
議事の途中、来賓が到着されたため、藤井 比早之国土交通大臣政務官、自由民主党 谷川 弥一衆議院議員、民進党 松原 仁衆議院議員、日本共産党 田村 貴昭衆議院議員、日本維新の会 下地 幹郎衆議院議員、自由党 玉城デニー衆議院議員からそれぞれ祝辞が述べられました。
議事に戻り、実行運動方法を協議・決定し、全ての議事を終了しました。
終わりに、本大会において決定した決議・特別決議・要望の実現に向けて、城中 利文理事(香川県三豊市議会議長)の発声により、出席者の総意を結集し、「ガンバローコール」を行い、会場が熱気に包まれるなか、鎌田 勇二郎理事・相談役(鹿児島県中種子町議会議長)が閉会のことばを述べ、大会は盛会裏に終了しました。
大会終了後、直ちに正副会長により、国土交通省の藤井 比早之国土交通大臣政務官、藤井 健国土政策局長、吉岡 秀弥離島振興課長に面談のうえ、要請を行いました。