全国町村議会議長会は、平成17年11月24日、東京・ＮＨＫホールにおいて、全国1,395町村議会の議長など、関係者約2,300人が出席するなか、「真の分権型社会の創造をめざして」をメインテーマに「第49回町村議会議長全国大会」を開催しました。
大会は、髙田恒事務総長の司会により開幕し、青野信男副会長（静岡県函南町議会議長）の開会のことば、国家斉唱に続き、川股博会長（北海道由仁町議会議長）があいさつに立ち、「我々は国に対し、地方の声を真摯に受け止め、「三位一体の改革」が地方にとって本当の意味で実のある改革となるよう、粘り強く要望していきたい。」と訴えました。
続いて、大会の意義を鮮明にするため、青野副会長が「我々議会人は、我が国民主主義の「礎」として、農産漁村が果たしている多くの公益的機能が正当に評価されるよう、広く国民に訴えてゆかねばならない。真の分権型社会を創造するため、全力で邁進していく。」と決意をこめて宣言を朗読しました。
来賓紹介へ移り、公務極めてご多端のなかご臨席された小泉純一郎内閣総理大臣をはじめ、河野洋平衆議院議長、扇千景参議院議長、竹中平蔵総務大臣、山本文男全国町村会長、嶋津隆之全国市議会議長会副会長の各位から、それぞれ祝辞が述べられました。
次に、議長団の選出を行い、正議長に新階讓二・高知県会長（春野町議会議長）、副議長に西澤巧平・奈良県会長（吉野町議会議長）、田中周治・山梨県会長（玉穂町議会議長）が満場の賛同を得て選出され、議事に入りました。
はじめに、要望事項25件、北海道地区ほか8地区の要望9件について、各委員会委員長（町村議会活性化委員長・大川隆城 佐賀県会長、町村財政確立委員長・青野信男 静岡県会長、地方分権推進委員長・鈴木明 埼玉県会長）が提案理由の説明を行い、満場一致でこれを採択・決定しました。
引き続き、町村議会議長の総意を結集し、当面する重要問題の解決を図るため、押川勝副会長（宮崎県綾町議会議長）が決議案を、田口桂一郎理事（岡山県鴨方町議会議長）が特別決議案2件を朗読・提案し、満場一致で採択・決定しました。続いて、実行運動方法を協議・決定し、全ての議事を終了しました。
最後に、押川副会長が閉会のことばを述べ、大会は盛会裏に終了しました。
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