たちあらい議会だより No.178
[WEBカタログ：冊子が確認できます。]

審査講評

本文導入部の「議会の年間サイクル図」は、主な活動と役割、機能の一覧で、町議会への関心を喚起します。住民の多様な意見を受け止め、調査や提言、予算に反映させる流れが分かり、議会の対応や姿勢が示され議会を身近にしています。３月定例会の重要議案「令和５年度予算」のチェックポイントも的確で、事業予算の概要や財政事情もわかりやすく伝わります。全員協議会による「予算チェック」も、注目事業を抽出しての報告に住民の「私もひとこと」の評価や意見・要望が多数加わり、住民との一体化がある構成です。議案審議だけでなく「一般質問」「あの質問どうなった」「委員会レポート」など議事や活動のいずれも簡潔にして的確な見出しで読みやすい企画編集です。
（芳野）

寄居町議会同様、広報紙を手にしただけでわかる独自のスタイルをもっています。表紙は新年度予算に絞り込み、子育て、災害対応といったコピーが読者の視線を引きつけます。
冒頭の見開きでは、住民の声を反映した議会活動（年間サイクル）をビジュアルに表現しました。紙媒体の持ち味である情報の一覧性を生かした、すぐれた導入部ということができます。
予算審査は、議員の視点と住民（当事者）の声の二層構造で課題や期待を浮き彫りにしています。今後、委員会の活動テーマを深掘りした特集、議会モニター同士の座談会、オンライン広報の強化など、新しい展開を見せていただきたいと思います。
（吉村）

巻頭の「予算を生かすために」は、住民への広聴・調査・提言・検証情報を通して、議会活動の年間サイクルが住民に伝わる編集です。また、サイクルの項目ごとに情報内容を伝え、紙面への誘導を図ったノンブルを表示しています。あわせて、紙面で掲載していない情報には、二次元コードを表示し他メディアへ導いています。円状に情報を配置した表現も、紙面のインパクトを高めています。紙面編集と表現に、情報発信の工夫を感じます。
予算チェックの紙面に設けた議員の視点と住民の声、一般質問での検討状況を伝えた「どうなったあの質問」、議会モニターの意見を伝えた「どうなった今回の議会」など、住民の目を紙面に導く情報構成が巧みです。
（長岡）

入選作品一覧へ戻る