宮城県川崎町議会　かわさき議会の情報 No.194
[WEBカタログ：冊子が確認できます。]

審査講評

　文字情報を語るための術としての画像情報、という位置づけを保ちつつ、両者の相関が密で有効。小学生による議会見学の記事、傍聴アンケートの結果報告が、読者に新たな興味を届けるだろうと予想できる。
　一行の文字数と続く行の可読性、あるいは画像自体の可視性に更なる改善の余地はありそうだが、必要最小限の振り仮名、目録目次の表現と効果、名詞見出しと語りかけの見出しの使いわけなど、随所に判断の跡がある。（山田）

　予算紙面は、視覚的な訴求を図ったページ、一般会計の内訳・総括質疑と、編集の流れが考慮されています。予算決議の内容が住民に伝わる編集です。「町議会見学」「今からなじょする？」等は、住民が紙面に登場し、住民に対して議会報の認知効果に寄与する紙面企画となっています。紙面表現は、２色の用い方が上手で、視線の誘導を考慮した表現です。一方、紙面の余白の用い方に視覚的な整理が望まれよう。余白表現に注意が望まれます。（長岡）

　新年度予算の重点施策事業を「施政方針のポイント」でピックアップ、視覚的な本文導入ページに。総括質疑、予算委員会の集中審議、一般質問など議事公開に多くのページを割く。行政に対し、「各会計に関する議会からの要望決議」を出し、議会の提案機能・監視機能の発揮を紙面化している。各頁の見出しが具体的で的確、写真やホワイトスペースなどメリハリを効かせての大変読みやすいレイアウトで、期待感をもち読み進められる。（芳野）

　議会の精力的な活動を反映した紙面づくりがなされています。なかでも、予算に関する議会からの要望決議、議場での「追跡質問」は、多くの読者の目を引いたのではないでしょうか。委員会報告も、読者が関心をもつテーマを取り上げると同時に、「検証結果」も報告され、議会の考え、行動が伝わってきます。なお、予算の見出し「中長期的な経営と町民を意識した予算編成」は、執行機関的な表現なので、議会らしい言葉で。（吉村）

入選作品一覧へ戻る