鳥取県大山町議会　議会だよりだいせん №40
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審査講評

　新規事業の画像の円形枠と３種の文字情報、歳出・歳入の円グラフ、基金と町債の棒グラフ、いずれも必要な情報を、シンプルに見せている。国保会計の図説には一工夫が見られるが、複雑さを増すことなく、むしろ巨視と詳細が補いあって、明瞭。原案と修正案の決定のプロセスでは、画像と文字の兼ね合い・比重が適当。伝えたい内容への向き合い方が、見せ方を左右する感。（山田）

　住民の目を惹く見出しと短文の文章で構成され、丁寧な編集が各紙面に施されています。紙面表現は、訴求情報に応じて紙面のレイアウトに変化を持たせ、情報区分の視覚化が図られています。メリハリのある紙面表現で、巧みな表現技量が伺えます。特集は、企画内容が住民に伝わる編集です。欲を言うと、情報の流れと、住民への紙面インパクトを考慮し、「大山町議会10年」と「議会10年間のあゆみ」紙面を入れ替える構成も考えられます。（長岡）

　議場の臨場感・緊迫感が紙面から伝わるとともに、読みごたえある議会情報で構成されています。新年度予算の内訳や主な事業が見えるように編集され、委員会審査や討論、採決までの流れがわかりやすく整理されています。特集「大山町議会も10歳になりました」での住民の意見や「みんなのひろば 声」など住民目線の企画も多彩です。議案の質疑・討論も簡明な要約文でまとめられています。具体的で的確、興味を引く見出しや読みやすいレイアウトで訴求する紙面です。（芳野）

　表紙デザインのクオリティは、町村議会の中でも屈指といえます。内容面では、新年度予算のタイトルに「国保への財源補填で大激論」とあり、財源不足を図解で説明したうえで関連質疑や討論につなげる、わかりやすい構成になっています。また、住民意見である請願・陳情は、結果だけでなく委員会の意見を記し、住民の知りたいニーズに応えています。主な新規事業は、＜議会が注目する＞を頭につけると、より議会らしさが出たと思います。（吉村）

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