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最優秀賞(第1位)
 宮城県利府町議会 「りふ議会だより №161」

宮城県利府町議会
宮城県利府町議会 りふ議会だより No.161
[WEBカタログ:冊子が確認できます。]


審査講評

 議会運営にかかわる面々に限定した画像情報が、独特の世界を作っている。一方、記事内容の比重を文字化すると、ここまでになる、ここまでできる、といった文字情報の表現が徹底している。結果として、かゆい所に手の届く紙面が実現。例えば、施政方針。その内容の言い換え、捉え直し、柱立て、項目表示、が各所で適宜行われている。また、新年度予算の詳細と意味づけが、均衡を保って、グラフ・吹き出し・図表などとリンクしている。さらに質疑内容では、一文末の句点の表記原則が守られ、その問題意識と回答の主旨が、つかみやすく記述してある。惜しむらくは、文化複合施設整備のいわゆる「コンセプト」に関する、プレゼンテーション効果は、どうか。また注目・目玉事業に関する、「注目点」「目玉」の強調は、十分かどうか。下世話にいえば、「何にどれだけ出して、どう変わるか。」をもう少し一読・一瞥で実感したかった。議会広報の録音奉仕言及は貴重。(山田)

 質疑及び答弁情報が充実しています。行政への審査機関である議会が、紙面を通して住民に伝わる編集です。また、各紙面には議員写真を配置し、紙面表現のアイデンティティを創り出しています。住民に身近な議員を感じる紙面表現でしょう。
 紙面の編集は、情報区分ごとに概要情報と詳細情報を掲載し、用語を説明した脚注も設定しています。また、予算審査の情報は、「課」別に情報の集約化を図り、項目及び質問の小見出し等で、上手に情報を訴求しています。住民が登場する紙面企画も設定し、住民視点での紙面作りが各紙面の編集から伺えます。
 紙面の表現は、写真・イラスト・パース等のビジュアル等を用いて、住民の目を惹く視覚的な訴求を図っています。用いたビジュアルが、住民に情報の理解に寄与する使い方です。一部の紙面でレイアウトの整理が望まれる留意点もあるが、各紙面の力強い表現力が、住民の記憶に残る議会だよりでしょう。(長岡)

 近年、「住民に読まれ、議会活動が伝わる広報」の先頭グループの一つとして注目され続け、今回の栄冠です。28年度予算や条例など、議決内容や審議の要点を的確に整理し、定例会のありのままが把握できる構成、3月定例会号とはいえ38頁の大作です。
 巻頭は「町長施政方針・四つの重点目標」と向き合う「チーム議会」のリアル感が出て、読者を引き付ける導入部です。続く目玉事業の予算化の特集、予算の基本データや注目・目玉事業をビジュアルに紹介。予算審査をはじめ、主な議案の審査・討論、自由討議から一般質問を含め議事公開の徹底があります。常設企画「注民の声」に、団体・サークル紹介「いきいき活動」が加わりました。「追跡レポート」もこの号で39回。幅広い読者層を意識しての簡潔な記事に用語解説、小見出しを細かく建てての読者誘導。住民と議員の顔が見える写真に余白を生かすレイアウトなど、読みやすさへの追求があります。(芳野)

 充実したコンテンツに目を見張ります。まず、予算をはじめとする3月定例会の概要がポイントを絞ってレポートされ、一般質問の「その後」、閉会中の活動、議会報告会の告知、住民参加企画と続きます。さらに、子ども医療費助成等の条例改正では、質疑に加え議員間の自由討議を掲載するなど、問題意識の高い議会活動がうかがえます。議員定数・報酬をめぐる調査特別委員会の設置も、議会改革に連なる取り組みの一つといえます。
 制作面では、表紙写真を編集委員が自ら撮影するなど、広報活動への強い意欲を感じました。以前から写真を活用したビジュアルな紙面づくりに定評があり、文字組や写真のレイアウト・使い方にも読者を飽きさせない工夫があります。また、テキストは簡潔に表現され、内容を具体的にイメージできる見出しが読者の理解を助けています。
 広報を通して、議会も住民も情報を総括的に共有化できる─そんな議会広報の役割を、高い次元で実践しています。(吉村)

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