高知県越知町議会　おち町議会だより No.116
[WEBカタログ：冊子が確認できます。]

審査講評

　動画配信へのインストラクションが、独特かつ有効。特集毎の見開きのレイアウトは、特徴的だが、ここまでするか、といった余白と大活字が、気になる程度問題もある。政策提言協議の本文と、それに呼応した内容の編集後記には、好感が持てる。議会独自の立場の明記明言が、市民に届くことを、応援とともに期待したいところ。政策提言の内容や、移住者訪問記事にもある、小見出しの捉え直しが、独自の編集判断を展開している。（山田）

　行政への提言及び審査機関である「議会」が、住民に強く伝わる議会だよりです。紙面の小口には、強い口調の項目見出しを表示し、紙面への閲読効果が期待できます。各紙面は、訴求情報ごとに見出し及びリード・小見出し等を設定し、住民に情報が伝わる編集です。紙面の表現は、２色を巧みに用いて、訴求力のある視覚的な表現です。一方、余白の未整理な紙面があり悔やまれます。余白の用い方に視覚的な計算が望まれます。（長岡）

　議会の「政策提言」の検証を巻頭特集。提言が施策にどう取り入れられたかを執行部と意見交換、その内容をまとめて議会の存在感が示されます。「どう使う？新年度予算」の事業と質疑、委員会レポート、一般質問など議事公開の徹底があります。「追跡№38」や「連載：移住者訪問⑦」と常設の好企画も健在。各ページの見出しは具体的で的確に建てられ、写真の配置と合わせて読者の視線を誘導しています。余白を生かした紙面で可読性が高い。（芳野）

　冒頭６ページを議会の政策提言と執行部の回答でまとめています。地方創生への具体的な取り組みを相当数の写真をまじえて紹介しており、関心をもって読まれたのではないかと想像します。予算審査も地元の暮らしに直結した案件が取り上げられ、目を引きます。もう一つのポイントは、平成27年８月１日号からＡＲ（拡張現実）を採用し、表紙写真にスマホをかざすと関連動画が見られるようにしていること。次はＨＰの充実につなげてください。（吉村）

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