鳥取県大山町議会　議会だより だいせん No.43
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審査講評

　直接傍聴勧誘はないものの、動画共有やＳＮＳによる広報を案内しており、効果的。随所の見出し内容に目の離せない感があり、活気のある紙面になっている。一方、残念ながら唯一、常任委員会の活動報告だけが、整理整頓されたレイアウトではありつつも、却って答弁内容が優先されていない感。室内や引用画像より、消防団の取材による組み写真のような、文字情報による記事内容を、実質的に助ける画像情報を精選し、洗練を。（山田）

　紙面ごとに口調の強い文章で大きく表現された見出しが、紙面のインパクトを高めています。また、訴求情報ごとに紙面の表現を変化させ、視覚的な情報区分を図っています。住民にとって、飽きのこない紙面でしょう。各紙面の編集も、要点を押さえた編集です。ただ一部の紙面で、住民に情報の理解が容易に図れる編集が望まれます。情報の概要を語ったリードと、情報ごとに内容を訴求する小見出しの設定を心がけたい。（長岡）

　重要議案の「否決」を大見出しで示し、ビジュアルな紙面で読者に迫る、議会本来の機能発揮をアピールします。議案の「主な内容」、質疑・討論、委員会審査・結果への流れを整理、議決への経過が明快です。委員の取材による「特集企画」、特定テーマ「議員間の討論会」、「議員と語る会」など多彩なチャレンジがあります。各記事に見出しや写真を大きく、多用に配置してのビジュアルな紙面で訴求、「伝わる」広報への追求があります。（芳野）

　定例会以外の情報が充実しているという点ではピカイチではないでしょうか。視察はもちろん、観光活性化に向けた議員の意見、対話集会のレポート、地元の消防団への取材、住民の声など。ここまでバリエーションがある例は珍しいでしょう。定例会関連では、町の総合計画を否決した旨が報告され、他の議案も関連質疑・討論が充実しています。１冊を通して写真・見出しで目を引き、手短に理解できる「読者おもい」の広報になっています。（吉村）

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