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最優秀賞(第1位)
 埼玉県寄居町議会「お元気ですか寄居議会です№84」

埼玉県寄居町議会
埼玉県寄居町議会 お元気ですか寄居議会です No.84
[WEBカタログ:冊子が確認できます。]


審査講評

 一言で評せば、「あの手この手で、独自の言語表現を実現」しています。 表表紙誌名は、挨拶と呼びかけです。特集記事の見出しとともに縦書きです。一方、対角線上の四隅には左横書きを配しています。いずれも潔い判断を感じます。表紙の子の説明文や、議員取材のインタビュー記事に誘うショートカットも、表紙に目録題や目次を網羅するより、ピンポイントの効果が期待できそうです。裏表紙の傍聴人数のグラフは、月毎の変化が分かり、独特です。定例会の予定、本会議の傍聴方法、ホームページ掲載案内等が一箇所にまとまっています。本文では、姓名に必ずふりがなが施されています。欄外脚注には、「視察メモ」「ことば」や「ひと言」が、編集部からの声として読者に届きます。小口に次頁を予告するのも、上のショートカット効果に似て独特です。「議員が聴いた生の声」には、大勢の市民の笑顔と、吹き出しからは声の聞こえてきそうな市民参加があります。(山田)

 テーマごとに質疑及び答弁で構成した予算の紙面、子育て支援に関して住民の意見を聞く広聴紙面、各議員が町政に質す一般質問紙面等、各紙面で情報のロジックをしっかりと定めた構成で、住民に分かり易く情報を訴求しています。住民に対して、議会の担う役割及び活動が紙面から強く伝わる広報紙です。左紙面の小口側には、次頁へ誘導する文章を配置し、あわせて情報の区分ごとに扉を設けています。住民に対して視覚的な情報区分を図ると共に、情報に興味を抱かせる紙面への工夫が見て取れます。また、各情報には、QRコードを表示し、ホームページへ容易にアクセスできる住民視点に立った表現です。寄居町の議会だよりは、紙面全体を通して、多くの住民が各紙面に登場しています。閲読効果が期待できる紙面と共に、住民に議会が身近に感じる編集でしょう。情報を発信するための表現と編集チャレンジを、紙面を通して感じる意欲作となっています。(長岡)

 町の重要課題「子育て支援」をテーマにした「聴く 動く」の第3弾。議会・議員のフットワークは軽く、住民の中へ。70人近い住民を写真で登場させ、吹き出しでナマの声47項目を共有しています。併せて、「町の子育て支援事業 知っているのは?」や「評価する支援事業トップ3」を載せ、「子育て支援事業」の制度や政策への関心喚起にもなっている。巻頭の見開きで「私が注目したのは この予算」と、議員個々の重点テーマを示し、これが「ツカミ」となって読者を一気に引き込み、次ページ以降の予算案審議に誘導しています。住民の関心の高いテーマや「主要事業」に関する質疑・討論を要約し、議員の主張、論点が見える議事公開です。
 各ページの見出しが的確、写真配置やタイトルまわりなど、インパクトのある紙面展開です。各左ページ左端には「次ぺージは…」の案内があり、期待感をもたせる誘導があるなど、読者への細やかな配慮が随所にあります。(芳野)

 寄居町の議会広報のすぐれている点は、オール議会での「聴く」「動く」の実践と、読者目線での「情報編集力」にあるといえます。たとえば、一般質問の導入部をみると、大半の議会が本会議での質問項目を羅列しています。それに対し、議員の質問を「くらし」「教育」というようにテーマ別に分類して一覧化し、どんな問題に質問が集中したのか、ひと目でわかるようになっています。視察レポートも、①先進事例の概要、②参考になったポイント、③視察を踏まえた分析・意見の順に分けて記述し、調査研究の成果が可視化されています。さらに、広報紙からネットワークにつながるQRコードの活用にも積極的です。一例として、予算審査に町の施策や歳入・歳出の内訳は掲載されていませんが、QRコードを印刷し、町報の当該ページへ直接アクセスできるようになっています。こうした編集力や電子メディアとの融合はもちろん、住民意見を求め精力的に動く“攻めの広聴広報”になっている点が見事です。(吉村)

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