福岡県大刀洗町議会　たちあらい議会だより No.154
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審査講評

　予算増減率と評決内容を表中に盛り込み、町債と基金を思い切って対比し、グラフの見方は添え示しています。収入・支出のグラフには、見出しでまとめ、吹き出しで説き、もう一回、味方を添え示しています。予算記事が新鮮な情報になりました。
　紙面を通じて多色を展開するには、内容、色同士、画像との兼ね合い・調整を必要とします。ここには一つの「やさしい色とりどり」が実践されています。（山田）

　限られたページ数の中に多くのコンテンツを配置しているが、要点を絞った編集で効率的な紙面構成を図っています。また、予算の情報は、情報のロジックを考慮し整理した編集で、住民に分かり易く訴求しています。各紙面は、写真・イラスト・色等を巧みに使い、情報の視覚化を図っています。情報の理解に寄与する表現です。住民の議会に対する広聴情報も掲載し、発信する情報のコンテンツバランスがとれた議会だよりです。（長岡）

　この数年の紙面充実は目を見張ります。予算を「議会がチェック　今年の注目事業」や「どうなった議会からの提言」など、行政広報と差別化した見方や評価があります。委員会質疑や自由討議、討論など論点がよく整理され、議決に至るプロセスが見える編集です。議会活性化の取組で「住民の声が生かされる議会に」（議会モニター）や「傍聴席から」など住民からの意見や提案、課題共有があります。余白を生かしたレイアウトが読みやすい。（芳野）

　毎年、進化の足跡がわかる広報を展開されています。代表例を挙げると、決算審査での議会意見が予算編成にどのように反映されているか。また、予算委員会での自由討議などを、議会広報に初めて接する人にもわかりやすく解説しています。議会モニターやＰＴＡとの懇談会を伝える見出しに、目を引かれた人も少なくないでしょう。議会報告会の開催告知も「住民意見を生かす」ことを強調し、参加を促すＰＲページになっています。（吉村）

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