千葉県芝山町議会　議会だより No.119
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審査講評

　単なる挨拶でなく、インタビュー仕立てで就任議長からオピニオンを取材しています。記事形式によって、伝達内容や訴える情報力が違ってくる見本でしょう。欄外脚注に、予算編成目玉の子育て支援センターから、直接の利益恩恵を受けるべきはずの親子にインタビューするのも同様の効果です。しかもそこに各種要望が出るのが、市民参加の一面を担っています。一般質問を「について」でまとめる目次の改良を期待します。（山田）

　本紙は、読者を紙面に惹き付ける編集の工夫が巧みです。たとえば、新年度の注目事業及び追跡紙面には、町民の写真とメッセージを発信しています。情報の報告だけではなく、双方向性を考慮し情報を俯瞰して伝える編集となっています。また、予算特別委員会及び常任委員会に設定したレポートタイトル「議会の視点」も、審議情報を読ませる情報発信となっています。紙面表現も、読ませるレイアウトのスキルが優れています。（長岡）

　委員会審査を「議会の視点」でのレポート、一般質問を含む議事の公開には訴求力があります。新年度予算「ここに注目！　みんなのお金の使い道」でも主な事業を住民視点でピックアップし、ターゲットを意識した談話と写真が的確な掲載です。新シリーズ「議員提案を追跡調査」では、事業の現場の担い手とその対象者インタビューでの検証で説得力があります。動きのある写真と見出しを目立たせ、何を伝えるページかが瞬時に伝わる編集です。（芳野）

　表紙をはじめ、新鮮なイメージを発信する議会だよりです。情報誌、経済誌に近い紙面づくりがなされ、議長インタビューも内容があります。さらに、一般質問の「追跡」は、英語力の向上に向けた補助制度が実現したという結果報告だけでなく、英語担当教諭や英検に実際にチャレンジした中学生の声を紹介し、町と人の未来の可能性を伝える好企画です。数多くのページに住民の顔が登場し、議会を身近に感じとれる広報紙になっています。（吉村）

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