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最優秀賞(第1位)
 埼玉県寄居町議会「お元気ですか寄居議会ですNo.92」

埼玉県寄居町議会
お元気ですか寄居議会です No.92
[WEBカタログ:冊子が確認できます。]


審査講評

 「町民の声」は、画像と振り仮名付き姓名とともに「私たちの声・あなたの声・町民の思い」として発信されます。この姿勢が、細かな工夫や配慮で具現化し、その徹底と持続が、評価対象です。例えば、市民の声は、やさしいフォントが取っつきやすい。傍聴勧誘は、実績や予定、ウェブへの誘いもあります。一般質問の施策内容、質問録画画像関連にコードが。意見交換会は、常任委員会レポートや「私もひと言!」につながります。議員提案が意見書、請願・陳情に橋渡しし、町民の吹き出しにもつながります。毎葉小口の「次のページは」、欄外脚注の「ことば」の注釈が定番化しました。「あわせて読みたい」行政広報紙、公式ウェブページへの関連付けも、効果的です。これらの工夫や配慮は、「こうなくてはならない」のではなく、「こうあったら便利」の集積なのです。他紙にも「こうあったら便利」の可能性を追求したら、といった追随を期待したいです。(山田)

 町民を主役にした議会広報で議会活性化が推進されています。予算審議ページのタイトル『議会と町民は一体』町民の声が議会を動かす」が象徴的。全議員で地域町民にインタビューし、その意見・要望と顔写真を掲載。それら住民の声を背景に議案審議に臨む議員、質疑をとおしてよりよい政策や制度をめざす場面が再現されています。この住民の登場は、常任委員会レポートや裏表紙の「Voice」欄などにもあり、共に歩む議会が伝わります。本議会の「議会発・政策サイクル」の実践も、情報共有を通して進めています。本号では「新年度予算に提言は反映されたか」。先の決算審査と全議員討議からの「提言」でした。テーマと解説、提言理由、新年度予算に対する議会視点で「新年度予算はこうなった」の検証がロジカルです。各企画に編集の工夫があるのも特長で、住民・読者の議会への認知や評価を高めていることでしょう。議会報活動を軸にした活性化の事例として注視していきたい。(芳野)

 寄居町議会は、前年度の決算広報で総合計画に沿った事業(行政)評価を示し、提言は単なる努力目標ではなく、具体的施策を求める内容になっています。今回の予算広報では、その提言が新年度予算にどのように反映されたのかを検証。たとえば、「雇用쐚税収の拡大」では議会がプッシュした産業団地整備事業が動き出し、教育の充実も多様な事業として予算化されたことをレポートしています。こうした“成果”を広報する一方で、新年度の予算審議では住民意見をふまえた質疑を掲載し、町政や議会活動への関心を高めています。広報・広聴をサイクル化した取り組みが、多様な住民参加や政策化いう「コト」につながり、またその積み重ねが議会の構想力・行動力を押し上げているということができます。定点に立ち止まらず、次にどのような広報広聴を打ち出してくるのか、こちらの予想や期待を心地よく裏切ってくれる数少ない議会の一つです。(吉村)

 表紙の見出し「私たちの声、議会に届いていますか!」は、住民の声を大切にする議会の広聴姿勢が強く伝わるメッセージです。特に予算情報は、紙面を通してメッセージの意図を強く感じる編集で、住民の声を踏まえて予算審議した議会が伝わる紙面です。また、「議会からの提言は反映されたか」は、議会の政策サイクルを図版で分かり易く伝え、審査及び提言機関としての議会を上手に訴求しています。紙面の編集も、決算に伴う課題と提言情報、提言を考慮した新年度予算の確認等、政策項目ごとに情報のロジックを考慮した編集を施しています。寄居町の議会広報紙は、編集コンセプトをしっかりと定め情報を発信しています。発信する情報に一貫性があり、紙面を通して議会の担う役割が伝わります。あわせて、住民が登場する紙面作りは、議会を身近に感じさせ議会情報に興味を抱かせます。閲読効果と共に、住民間での情報共有も期待できる編集力が巧みです。(長岡)

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