かわにし議会だより 第137号
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審査講評

　「シリーズ広聴」が今回も見せどころになって、親しみやすい読物になっています。同時に、さまざまな種類の情報の適宜な処理が、バランスよく行われて並びました。ただしまだ、一般質問の「〜について」の括り方や、目次に対する注釈の常体の表現、画像の平板さ、には検討の余地があるように思われます。町民の声は、不平不満も議会とのかかわりの現実も、すべて含んでこそのインタビューではないか、と思われます。（山田）

　本号の３大企画は、その１、シリーズ広聴「町が大好き」では「認定女性農業者」の座談会で、地域に根差す農業の課題と展望が力強く語りあい、読者を励ましています。（４頁）その２、「政策提言↓検証↓評価」のサイクルの政策検証企画で議会の存在感を示しています。（４頁）その３、定例会31年度予算概要・今年の目玉、総括質疑や「町長に聞く」、委員会審査など、万全の議事公開に８頁構成。その他住民登場企画など読ごたえの36頁。（芳野）

　充実したコンテンツは精力的な議会活動の証し。広聴企画は、質問に対し、誰が発言したのかわからない例も少なくないのですが、出席者の顔写真と名前をきちんと記しています。提言検証での当局の回答は、「提言への具体的対応」「今後の方針」の二項目に分けてはどうでしょう（現状は一本化）。予算審査は、注目事業、総括質疑、分科会の審査等をまとめ、質疑に対し、「答」ではなく答弁者を明確に記載している点も良いと思います。（吉村）

　「シリーズ広聴」で伝える認定女性農業者との意見交換、予算情報に配置した私もひとこと、広報モニターからひとこと、インタビュー町民の声等、住民への広聴を重視する議会姿勢が伝わるコンテンツが多彩です。また、議会提言を町政はどう生かしたかを評価した政策検証、議員の質問主張が住民に伝わる一般質問等、議会の担う役割が紙面を通して強く伝わる編集です。議会の意欲的な活動を訴求した、企画と編集スキルが長けています。（長岡）

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