いわいずみ議会だより 第190号
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審査講評

　住民意見から政策課題・提言へ、議案審議・議決、の流れが伝わります。議会が地域に出向き、団体とも向き合い、声を聴く「議員と語る会」を重ねて7年経過。特集「身近な議会であるために」を組み、そのあり方を発信します。「住民の声」で実現した施策を紹介し、直近「語る会」で出された要望や提案、参加者の意見や感想が共有されています。予算審査特別委員会の議事報告も、住民の関心の高いテーマを選び、的確な見出しと記事で読みやすい展開です。「まちの声」（名前・写真・コメント）のカコミ記事を点在させ、「おしえてぴーちゃん」の解説が読者の理解を助けています。その他、好企画に「どうなりやんした…あの提言」や「私の復興」シリーズが光ります。（芳野）

　議会広報を本質的に進化させるためには、編集方針を定め、紙面づくりの方向性を明確にすることが不可欠となります。「いわいずみ議会だより」の編集方針の中でも、〈町民参加の紙面づくり〉の実践力が、さらに際立ってきました。表紙企画「シリーズ大家族」から最終ページまで、町民の顔が見えないページを探すほうが難しいほどです。意見交換会での町民意見の“実現”を報告する巻頭特集を皮切りに、子育て世代、短角牛生産者との懇談会を掲載。新年度予算に、それら町民の意見、要望が反映されていることが見てとれます。本文６段組のみのレイアウトを崩すと、ページ展開によりメリハリが生まれるでしょう。（吉村）

　巻頭に特集「議員と語る会」の情報を配置し、住民に寄り添った議会姿勢を強く感じる紙面構成です。訴求内容も、会を開催した経緯、住民の声で実現した施策紹介、参加者からの意見及び要望情報、議会からの情報等、会の内容を分かり易く伝えると共に、住民と議会との双方性を考慮した編集となっています。また、各紙面には、「まちの声」を設け、住民の意見及び要望を掲載しています。住民とのコミュニケーションを大切にする議会が伝わる情報で、住民と歩む議会が紙面を通して感じられる紙面作りです。紙面表現も、情報ごとに大きく表現した見出しと共に、多くの住民が紙面に登場します。住民の視線を紙面に導く、インパクトのある表現となっています。（長岡）

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