議会だよりあしや No.205

審査講評

　茶釜で名高い「芦屋釜」。江戸初期に途絶えてから約４００年、いま復興への取組みが始まっています。施設「芦屋釜の里」内にある復興工房。写真正面に直立の新顔・鋳物師養成員。顔の表情に仕事へのやる気、清々しさがあります。写真のやや奥に仕事中の先輩鋳物師お二人の笑みを含んだ眼差しが印象的です。「芦屋釜の技術継承者来たる」の目立つフレーズから、期待の大きさ、歓迎が見てとれます。撮影前に表紙題字やタイトル、コンテンツなどの配置を想定しての撮影でしょう。「主役」に焦点を当てることで、後方の先輩鋳物師や小道具などをややぼかしを入れての撮影技術。表紙デザインで主題への興味を引き、冊子後方の関連記事「町角インタビュー」に誘導されます。 （芳野）

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