たちあらい議会だより No.170
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審査講評

　政策サイクル重視の議会として、議会報告会の「ご意見へのお答え」をトップに置きます。「住民意見」に対する「議会の方針」に、「行政の対応」を加えて回答内容を進化させました。これら政策サイクルの経過が見えることから、関心喚起や議会を身近に感じる効果もねらいます。当初予算の報告は、予算概要や財政構造を示す基本データー、町長の所信と議長の決意の対置も巧妙です。予算審議は住民が関心を持つ事業を主に、「見出し+内容+質疑」をセットにして議事公開は明快です。町民の「私のひとこと」が審議を補充し、賛否討論と「議会からの意見」で締められ、分かりやすい構成です。「新有権者の声」や「議会のモニターの声」など多彩な住民登場が、議会活性化を印象付けています。（芳野）

　議会の行動力、情報の共有、住民参加がわかりやすく可視化されています。よく見ると、大半のページが本文（文脈）をたどりながら理解していくスタイルではありません。タイトル、見出し、リード文とコラム形式のデザインでコンパクトにまとめています。もうひとつ注目したいのは、色のトーン（色調）を整えている点です。相当数の色を使っていますが、やわらかいパステルカラーで明度・彩度を整え、視覚的なアクセントになっています。予算審査は、町長の予算編成方針、議会の役割、財政状況を導入部とし、防災、コロナ、暮らしのニーズに応えながら、住民の声と議会と意見を示している点も参考になります。（吉村）

　巻頭に「あなたの声が町を動かす」の情報を設け、住民の意見を大切にした議会の政策サイクルが住民に強く伝わる紙面構成です。また、住民意見・行政の対応・議会の方針を訴求し、あわせて、関連紙面へのノンブルを表示しています。情報を分かりやすく伝える住民視点の編集となっています。特集「3年度予算」は、災害対応・コロナ対策・暮らし・公共交通に焦点を当て、事業の紹介と共に議員の視点、議会からの提言及び意見、住民の声「私もひとこと」を伝えています。議会活動を伝える情報と共に住民が登場する紙面づくりが、情報に興味を抱かせ閲読効果を促す編集です。住民の声を活かした議会活動が、紙面を通して強く伝わる編集技量が優れています。（長岡）

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