たちあらい議会だより No.174
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審査講評

　住民目線の企画編集に一段と磨きがかかり、読みやすい紙面の展開は高い編集技能です。新年度予算の概要とともに町の財政状況を見るポイントが加わり、議案審議には議会視点での質疑と答弁が簡潔です。その議事報告には事業分野ごと、町民数人の評価や意見の「私のひとこと」が加わります。民意反映と決定過程の「見えるか」があり、議会の監視、提案機能の発揮が伝わります。地域に出向いての議会報告会の意見、インタビュー「有権者の声」、議会モニターの議会活動への意見など、町民からの提言や意見を幅広く受けとめる広聴企画も多彩です。双方向性のあるコミュニケーションツール、住民と議会のまちづくりの情報共有紙としての進化・充実があります。（芳野）

　議会広報のイメージを刷新し、しかも行政広報と差別化した紙面づくりに成功している数少ない広報紙の一つです。2022年度から、表紙とトップページに新たな広聴の企画を立ち上げたことで、さらに読者層を広げたのではないかと想像します。
　予算審議では、住民の関心の高い案件に絞り込む一方、防災無線の予算化をめぐり、議会の否決→提言→可決に至る経緯をクローズアップ。議会の持続的な取り組みを可視化しています。
　後半ページの検証「議会モニターさんと8年」も目を引きます。モニター意見を改善につなげた複数の事例が紹介され、制度運用のモデルケースとして貴重な示唆を得ることができるでしょう。（吉村）

　巻頭に、町民広聴の情報を配置しています。また、令和4年度予算紙面「私もひとこと」、「議会モニター」の意見、「新有権者の声」など、多くの町民が紙面に登場し、広聴を重視した議会活動が可視化されています。
　予算審議の「防災行政無線をめぐる動き」は、事業予算の否決から可決に至るまでの議会対応を訴求し、議会の審査機能が強く伝わります。あわせて、予算情報、補正予算情報、一般質問等、要点を伝える編集で情報の把握が容易に図れる紙面です。
　紙面表現は、可読性のある文字組と共に、情報区分ごとにレイアウトを大きく変えています。視覚的な訴求力を考慮した、町民の目を飽きさせない表現工夫を感じます。（長岡）

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