会議・要請活動

平成26年11月12日

第58回町村議会議長全国大会を開催

　全国町村議会議長会（蓬　清二会長）は、平成26年11月12日、東京のNHKホールにおいて、赤松　広隆衆議院副議長、山崎 正昭参議員議長、高市　早苗総務大臣、石破　茂地方創生担当大臣、谷垣　禎一自由民主党幹事長、藤原　忠彦全国町村会長のほか多数の国会議員の先生方をお招きし、約1,700人の町村議会関係者の出席者を得て「第58回町村議会議長全国大会～町村のさらなる振興発展をめざして～」を開催しました。

（総理メッセージ・来賓祝辞）
　大会の冒頭、海外出張中のため出席が叶わなかった安倍　晋三内閣総理大臣から寄せられたメッセージを杣谷　和穐副会長（青森県外ヶ浜町議会議長）が披露しました。
　安倍内閣総理大臣からは、「小さな町や村こそが我が国の美しさの原点であると考えます。各町村・地域が元気になって、初めて我が国の未来は開かれていく、これが私の確信であります。」との心強いエールが贈られました。
　続いて、ご来賓の赤松　広隆衆議院副議長、山崎正昭参議員議長、高市　早苗総務大臣、石破　茂地方創生担当大臣、谷垣　禎一自由民主党幹事長、藤原　忠彦全国町村会長からそれぞれ祝辞が述べられました。

（会長挨拶・大会宣言）
　主催者を代表し、挨拶に立った蓬　清二会長（香川県直島町議会議長）は、①「東北の復興なくして日本の再生なし」という安倍総理の信念に従い、被災地の復興を加速させること、②町村が安定的な行財政運営を行うための税財源を確保すること、③「地方創生」の具体策を講じるにあたっては、地方の意見に十分に耳を傾けること、④残された分権改革を着実に進め、道州制は絶対に導入しないことなど、町村に関わる喫緊の課題について対策を施すよう国に要請したうえで、我々町村議会も議会改革に努め住民の信託に応えられる議会を構築していくとの決意を表明しました。
　次に、岩谷　真海副会長（岐阜県池田町議会議長）が、大会の意義を鮮明にするための宣言文を読み上げると、それに賛同する満場の拍手が会場を包みました。

（来賓紹介）
　大会には、ご祝辞をいただいた先生方の以外にも、竹下　亘復興大臣をはじめ、衆参両院あわせて56人の国会議員の先生方にご臨席いただきましたので、謝意を込めてご紹介を行いました。
　また、公務のため本大会に出席できなかった国会議員の先生の代理の方々も多数（110名）会場に駆けつけられました。

（議事／要望・豪雪地帯要望）
　議事に入るにあたり、規約の定めに従い大会出席者の中から、佐々木　秀昭鳥取県日野町議会議長、前原　英石富山県舟橋村議会議長、柴田　清正山形県金山町議会議長の３名を議長団に選出しました。
　議事は、はじめに大会要望24件、地区要望９件の提案理由説明を加計　雅章理事（広島県北広島町議会議長）が行い、これを満場一致で決定しました。
　次に、全国の町村の約３割を占める豪雪地帯の振興に関する要望８件の提案理由説明を須貝　龍夫全国豪雪地帯町村議会議長会会長（新潟県聖籠町議会議長）が行い、これを満場一致で決定しました。

（議事／決議・特別決議）
　採択された要望事項を踏まえ、町村議会の総意を結集し、当面する重要問題の解決を図るため、決議を行うこととし、萬　和男理事（北海道中標津町議会議長）が案文を朗読提案し、これを満場一致で決定しました。
　また、緊急かつ重要な課題として解決を図る必要がある５つの案件については特別決議を行うこととし、「東日本大震災からの復興と大規模災害対策の確立に関する特別決議」を下山　孝雄宮城県町村議会議長会会長（加美町議会議長）が、「真の分権型社会の実現に関する特別決議」及び「道州制の導入に断固反対する特別決議」を杉浦　正省理事（京都府精華町議会議長）が、「町村税財源の充実強化に関する特別決議」及び「地方創生と人口減少克服に関する特別決議」を久保田　三代理事（長野県野沢温泉村議会議長）がそれぞれ朗読提案し、これを満場一致で決定しました。

（ガンバローコール・閉会）
　本大会の名のもとに決定した要望、決議、特別決議の実現に向け、関根　修理事（埼玉県横瀬町議会議長）の発声により「ガンバロー」を三唱し、会場が熱気に包まれる中、水口　直喜理事（長崎県時津町議会議長）が閉会のことばを述べて大会は盛会裏のうちに終了しました。

（特別講演）
　大会終了後、東京大学名誉教授の大森　彌先生による特別講演「日本の将来―農山村と都市の共生」が行われ、大会参加者は熱心に聴講しました。

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