議長会の活動
会議・要請活動
令和2年11月25日
第64回町村議会議長全国大会を開催

全国町村議会議長会(松尾文則会長)は、令和2年11月25日、東京のNHKホールにおいて、大島理森衆議院議長、山東昭子参議院議長、武田良太総務大臣、坂本哲志まち・ひと・しごと創生担当大臣、佐藤勉自由民主党総務会長、荒木泰臣全国町村会長のほか国会議員の先生方をお招きし、約350人(新型コロナウイルス対策のため人数を制限)の町村議会関係者出席のもと「第64回町村議会議長全国大会」を開催しました。
(会長挨拶・大会宣言)
はじめに、仲澤太郎副会長(群馬県上野村議会議長)が開会のことばを述べた後、主催者を代表した挨拶で、松尾文則会長(佐賀県有田町議会議長)は、「新型コロナウイルス感染症の影響により、地域の経済は大変深刻な状況にある。地域の実情に応じた行政サービスを安定的かつ持続的に提供していくためには、地方税・地方交付税等の一般財源総額の確保・充実が必要不可欠である」と強く訴えました。
次に、南雲正副会長(新潟県湯沢町議会議長)が、大会の意義を鮮明にするための宣言文を読み上げると、それに賛同する満場の拍手が会場を包みました。
(来賓祝辞)
はじめに、国会等の公務のため出席が叶わなかった菅義偉内閣総理大臣から寄せられた祝辞を司会の望月達史事務総長が披露しました。菅総理大臣からは、「『活力ある地方を創る』これは菅内閣の最も重要な政策の一つ。地方の所得を向上させて、地方の消費を活性化させることは、日本全体を元気にするために不可欠であり、国としても全力で支援していく」との心強いお言葉をいただきました。
続いて、ご来賓の大島衆議院議長、山東参議院議長、武田総務大臣、坂本まち・ひと・しごと創生担当大臣、佐藤自由民主党総務会長、荒木全国町村会長からそれぞれ祝辞が述べられました。
(来賓紹介)
大会には、ご祝辞をいただいたご来賓以外にも、衆参両院あわせて36名の国会議員の先生方にご臨席いただきましたので、謝意を込めてご紹介を行いました。
また、公務のため本大会に出席できなかった国会議員の先生の代理の方々も会場にお越しいただきました。
(議事/要望・豪雪地帯要望)
議事に入るにあたり、規約の定めに従い大会出席者の中から、稲田忠則熊本県益城町議会議長、金子芳継秋田県三種町議会議長、伏屋隆男岐阜県笠松町議会議長の3名を議長団に選出しました。
議事は、はじめに「新型コロナウイルス感染症対策に関する特別要望」、今年度末に期限切れを迎える「新たな過疎対策法の制定等」など要望38件(地区要望9件を含む)、「議会の機能強化及び議員のなり手確保に関する重点要望」を大会に提案することを新澤良文理事(奈良県高取町議会議長)が説明し、これを満場一致で決定しました。
(議事/決議・特別決議)
採択された要望事項を踏まえ、町村議会の総意を結集し、当面する重要問題の解決を図るため、決議を行うこととし、渡部孝樹理事(北海道厚真町議会議長)が案文を朗読提案し、これを満場一致で決定しました。
また、緊急かつ重要な課題として解決を図る必要がある4つの案件については特別決議を行うこととし、「新型コロナウイルス感染症対策に関する特別決議」を加藤秀數理事(徳島県佐那河内村議会議長)が、「新たな過疎対策法の制定等に関する特別決議」を山中康樹理事(島根県邑南町議会議長)が、「東日本大震災等の大規模自然災害からの復興及び災害対策に関する特別決議」を渡邉一夫理事(福島県川内村議会議長)が、「議会の機能強化及び多様な人材が参画するための環境整備に関する特別決議」を柏木豊理事(静岡県長泉町議会議長)が、それぞれ朗読提案し、これを満場一致で決定しました。
次に、我が国の国土面積の約半分を占める豪雪地帯対策の趣旨説明及び要望の提案理由説明を渡部孝樹全国豪雪地帯町村議会議長会会長(北海道厚真町議会議長)が行い、これを満場一致で決定しました。
(閉会)
仲澤太郎副会長(群馬県上野村議会議長)が閉会のことばを述べて大会は盛会裏のうちに終了しました。
(特別講演)
大会終了後、東京大学名誉教授・大森彌氏による特別講演「町村の議会―その価値と課題」が行われ、大会参加者は熱心に聴講しました。
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