予算編成

令和2年12月21日

令和3年度予算案を閣議決定

　令和2年12月21日、政府は、令和3年度予算案を閣議決定しました。
　一般会計予算の総額は、前年度当初予算から3.8％増の106兆6,097億円が計上され、過去最大規模となりました。
　歳入面では、税収は57兆4,480億円（前年度比9.5％減）、その他収入は5兆5,647億円（前年度比15.5％減）を見込んでおり、公債金は43兆5,970億円（前年度比33.9％増）となっています。
　歳出面では、一般歳出は66兆9,020億円（前年度比5.4％増）、国債の償還等に充てる国債費は23兆7,588億円（前年度比1.7％増）、地方交付税交付金等は15兆9,489億円（前年度比0.9％増、入口ベース）となっています。
　令和3年度予算案は、令和2年度第3次補正予算案と合わせ、感染拡大防止に万全を期しつつ、中長期的な課題（デジタル社会・グリーン社会、活力ある地方、少子化対策など全世代型社会保障制度等）にも対応するものとし、予期せぬ状況の変化に備えて予備費5兆円を措置するとともに、感染症危機管理体制・保健所体制の整備等により、感染拡大の防止に万全を期すこととしています。また、令和3年9月に、強力な総合調整機能を有するデジタル庁を設置し、官民の高度専門人材を結集し500名規模の体制とするとともに、情報システム予算の一括計上を進め3,000億円規模の予算を措置し、政府全体の情報システムを一元的に管理することとしています。このほか、市町村の体制整備への支援を通じマイナンバーカードの取得を促進するとともに、運転免許証とマイナンバーカードの一体化を推進することとしています。 さらに、グリーン社会の実現に向け、野心的な二酸化炭素の排出削減に取り組む企業に対する成果連動型の低利融資制度の創設（今後3年間で1兆円の融資規模）やＥＳＧ投資の呼込み支援を実施するとともに、再エネ・省エネ等の研究開発・導入を支援することとしています。

※政府予算等関係資料については、会員専用ページ　令和2年度予算情報　NO.102～104に掲載しております。

全国町村議会議長会　企画調整部

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