会議・要請活動

平成28年11月09日

第60回町村議会議長全国大会を開催

　全国町村議会議長会（飯田　德昭会長）は、平成28年11月9日、東京のNHKホールにおいて、安倍　晋三内閣総理大臣、大島　理森衆議院議長、冨樫　博之総務大臣政務官、山本　幸三まち・ひと・しごと創生担当大臣、二階　俊博自由民主党幹事長、藤原　忠彦全国町村会長のほか多数の国会議員の先生方をお招きし、約1,600人の町村議会関係者の出席者を得て「第60回町村議会議長全国大会～地方創生の実現をめざして～」を開催しました。

（会長挨拶・大会宣言）
　まず、金井　佐則副会長（群馬県榛東村議会議長）が開会のことばを述べました。続いて主催者を代表し、挨拶に立った飯田　德昭会長（三重県朝日町議会議長）は、被災地復興と並行した大規模災害対策の推進、地方創生の実現による強靭な国土の形成、地方創生実現のために必要な経費の確保、町村議会議員の人材確保に資するための方策の推進など、町村と町村議会に関わる喫緊の課題について対策を施すよう国に要請したうえで、我々町村議会も議会改革に努め住民の信託に応えられる議会を構築していくとの決意を表明しました。
　次に、松尾　純久副会長（熊本県玉東町議会議長）が、大会の意義を鮮明にするための宣言文を読み上げると、それに賛同する満場の拍手が会場を包みました。

（来賓祝辞）
　初めに、安倍総理大臣が祝辞を述べられました。安倍総理大臣は、「地方の活力なくして日本の活力なし。地方の未来を切り拓いていくことなくして、日本の未来はない。」と述べ、地方の意見を受け止めながら、地方の努力を応援していく姿勢を示されました。
　続いて、ご来賓の大島　理森衆議院議長、冨樫　博之総務大臣政務官、山本　幸三まち・ひと・しごと創生担当大臣、二階　俊博自由民主党幹事長、藤原　忠彦全国町村会長からそれぞれ祝辞が述べられました。
　最後に、参議院本会議のため出席の叶わなかった伊達　忠一参議院議長からのメッセージを司会者から披露しました。

（来賓紹介）
　大会には、ご祝辞をいただいたご来賓以外にも、衆参両院あわせて66人の国会議員の先生方にご臨席いただきましたので、謝意を込めてご紹介を行いました。
　また、公務のため本大会に出席できなかった国会議員の先生の代理の方々も多数会場にお越しいただきました。

（議事／要望・豪雪地帯要望）
　議事に入るにあたり、規約の定めに従い大会出席者の中から、秋山　昇宮城県大河原町議会議長、福田　洋明山口県平生町議会議長、久保田　三代長野県野沢温泉村議会議長の３名を議長団に選出しました。
　議事は、はじめに平成29年度の国の予算編成対策として、「東日本大震災及び熊本地震からの復旧・復興と大規模災害対策の確立」など要望34件（地区要望9件を含む）、町村議会議員のなり手不足対策として「地方議会議員の位置付けの明確化」など重点要望３件を本大会に提案することを西村　昭教理事（北海道上富良野町議会議長）が説明し、これを満場一致で決定しました。
　次に、全国の町村の約3割を占める豪雪地帯の振興に関する要望8件の提案理由説明を髙橋　猛全国豪雪地帯町村議会議長会会長（秋田県美郷町議会議長）が行い、これを満場一致で決定しました。

（議事／決議・特別決議）
　採択された要望事項を踏まえ、町村議会の総意を結集し、当面する重要問題の解決を図るため、決議を行うこととし、杉浦　和人理事（滋賀県日野町議会議長）が案文を朗読提案し、これを満場一致で決定しました。
　また、緊急かつ重要な課題として解決を図る必要がある5つの案件については特別決議を行うこととし、「東日本大震災及び熊本地震からの復旧・復興と大規模災害対策の確立に関する特別決議」を昆　暉雄理事（岩手県山田町議会議長）が、「地方創生のさらなる推進に関する特別決議」及び「町村税財源の充実強化に関する特別決議」を須貝　龍夫理事（新潟県聖籠町議会議長）が、「参議院選挙における合区の解消に関する特別決議」及び「地方議会議員の厚生年金制度への加入実現を求める特別決議」を尾﨑　政廣理事（高知県日高村議会議長）がそれぞれ朗読提案し、これを満場一致で決定しました。

（ガンバローコール・閉会）
　本大会の名のもとに決定した要望、決議、特別決議の実現に向け、草加　信義理事（岡山県和気町議会議長）の発声により「ガンバロー」を三唱し、会場が熱気に包まれる中、金井　佐則副会長（群馬県榛東村議会議長）が閉会のことばを述べて大会は盛会裏のうちに終了しました。

（特別講演）
　大会終了後、シンクロスイマー・教育コメンテーター武田　美保氏による特別講演「究極のチームワーク・リーダーシップ」が行われ、大会参加者は熱心に聴講しました。

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